人のミネラル欠乏と健康

人のミネラル欠乏と健康について書き始めました。
http://www1.ocn.ne.jp/~amiyacon/50hito_mineral.htm
論文の形で報告されているものが少ないですが、多くの日本人は精製食品・清涼飲料水の過剰摂取で、カルシウム・マグネシウムばかりでなく、各種微量ミネラルが不足していることは事実です。ただ、ある種の水を飲めばガンや糖尿病やリウマチが治るかと言うと、そんなに簡単には治りません。酵素の活性中心を形成するミネラル元素が不足すれば、代謝異常が生じているはずですが、現在の研究技術・水準ではそれを検証することが極めて難しいです。
簡便で安いからと言ってハンバーガーや牛丼・豚丼・かけ蕎麦・かけ饂飩とコーラやファンタ、ジュースだけでは、糖質・タンパク質・脂質の３大栄養素は確保できるかもしれませんが、微量栄養素、特にミネラル（現在の測定手段で検出できないレベルの）や食物繊維は摂取不足になります。亜鉛・銅・マンガン・クロム・モリブデンなどの微量元素の不足は代謝に異常を来たしている筈ですが、現在の研究水準でははっきりした事が言えない状態です。
昔は鉄分が不足しているならレバーを食べろと言われましたが、今は鉄のみを含むサプリメントなるものを摂取している方が多いと思います。レバーには鉄しか含まれているのではなく、各種ミネラルが含まれているということを忘れてはならないでしょう。すなわち、昔ながらのあまり精製していない食品を多種類食べるのが良いのです。

健康診断などで鉄分が不足しているといわれた場合には、サプリメントとして摂取することは意味があるでしょう。しかし、鉄が不足しているということはそれ以外の元素も不足していると考えられますから、食生活を改善する必要があります。
胚芽の部分を取り除いた白米を食べる方が多いですが、胚芽の部分にはミネラルやビタミンが豊富ですので、できるだけ胚芽を含んだ米を食べるのが良いでしょう。魚は内臓も骨も。
白米を食べている方は、ミネラルを補うためにミネラル補給の添加物を使うと良いでしょう。玄米には玄米特有の旨味があるが、歯ざわりが悪いからいやだという方には添加物を使う方が良いでしょう。
スーパーなどでは何種類か売られている。好みのものを使うと良いでしょう。わが家ではキューピーの”元気な骨”や牡蠣殻粉末をご飯に入れている。最近はにがり水も少し添加するようにしている。